しかが猟師(りょうし)におわれていました。
ぶどうの木きがみえたので、しかはすばやく逃にげこみました。
葉はっぱをかきわけ茂しげみに身みをよせると、こっちにかけよってくる猟師りょうしの足音あしおとがとまりました。
どうやらあたりを探さがしているようです。
しかはぶどうの木きにかくれて、猟師りょうしが遠とおざかるのをじっとまちました。
しばらくすると、足音あしおとはぶどうの木きをとおりすぎて、いってしまいました。
「たすかった。猟師りょうしのやつ、ぼくがここにかくれているのに気きがつかなかったんだ。
やれやれ、あんまり走はしったのでお腹なかがすいたぞ。ちょうどここにぶどうの葉はっぱがある。 」
しかはムシャムシャ食たべはじめました。
ガサガサガサ ガサガサガサ
ぶどうの葉はっぱがゆれました。
ぶどうの木きを通とおりすぎて、すこしさきにいった猟師りょうしがその音おとに気きづいてふりかえりました。
「おかしいな、風かぜもないのに葉はっぱがゆれている、さては鹿しかのやつ、あそこにかくれているな」
猟師りょうしはさっと弓ゆみをひき矢やをはなちました。
そしてその矢やはぐさりと鹿しかの胸むねにささりました。
「あぁ、しまった。せっかく僕ぼくをたすけてくれたぶどうの葉はっぱを食たべるようなまねをするから、
こんなめにあったんだ 」鹿しかは後悔こうかいしましたが、猟師りょうしに捕とらえられてしまいました。
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